

現在は、牡蠣養殖業と小型定置網漁業との複合経営に加え、虫明の海で水揚げした牡蠣や魚貝類、水揚げした魚を自社で加工し、燻製や佃煮に加工して販売しております。
牡蠣は海に、ただ浸けておけば育つというわけではありません。一年中仕事はあるんです。春は、種付け、夏は、来年用の種取り海中をゆらゆら流れるカキの赤ちゃんをホタテの貝殻に付着させて、それを磯辺の棚に吊るし、来年の春まで抑制栽培するんです。しかし、台風の時は、筏がつぶれないように整備も怠れず、秋は「沖出し」といって、筏を船二艘ではさんでプランクトンがいる所まで引っ張るんです。これがまた重くてたいへんです。そこに移動させることで、カキがグングン成長して美味しくなっていく。大きく育った牡蠣は、海からあげて蛎殻をキレイに掃除したら紫外線殺菌海水プールできれいに浄化するんです。


全国第2位の牡蠣の生産量をほこる岡山県ですが、邑久町で牡蠣養殖に取り組む事業者数は、昭和54年の146件をピークに、時代の流れ(価格の低下、流通構造の変化等)の影響をうけ減少が続いています。そうした中で、私は息子の代が希望を持って漁業を行うことができる経営のあり方を常に考えております。



私たちが育てた牡蠣や魚などが、皆さまに気に入って頂けますと幸いです。




まで毎日水揚げします。中でも大粒の牡蠣を選び、「活かし籠」に入れて再び海にもどし、より大きく育てます。やがて、通常サイズの約1.5倍の大きさになります。このサイズの牡蠣は総養殖量のわずか10%ほどです。時期を見てしっかり太ったら海から籠を揚げ、一昼夜かけて紫外線殺菌水槽で浄化します。その後、丁寧に一粒ずつ身を取り出し、特別贅沢な「プレミアムライン」シリーズに仕上げました。



